版元:筑摩書房
著:ほしおさなえさん
デザイン:アルビレオさん
本の内容
アラフォーで母と二人暮らしの富野蓉子。
父・タカシは引っ越し好きの変人で、亡くなるまでに移り住んだ家は20箇所を超える。
それらはすべて東京の有名な坂の近くに建っていた。
幼い頃家を出ていった父の遺言状には、自分が住んだ坂のリストがあった。
その一つ「幽霊坂」を通りかかったことをきっかけに、蓉子は父の足跡を辿り始める。
坂をめぐりながら土地に刻まれた記憶をたどり、坂のある風景が、父の、母の、そしてわたしの
さまざまな人生模様を描き出す――。
ラフ
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