大学3年生の冬休みに、2週間ほど北京にあそびに行きました。刺すような寒さで、訪れた公園の大きな池の水がびっしりと凍っていたりしてびっくりしました。
滞在の後半は外出するのも飽き、一緒に行った友達には風邪をひいたと言って、部屋にこもってこれを描いていました。
ラフを描きます。風景画では、近くの物を濃く、遠くの物を薄く描くことで奥行きを表現する「空気遠近法」というテクニックが存在します。今回はそのコントラストを大げさにして、あたりに広がる、冷たい、霧のような空気の存在を強調する狙いです。
描きこみます。
新しくレイヤーを作って上から色を塗ってみますが、あまりうまくいかなさそうな気がしたので、途中で止めます。
代わりに、木の幹や服などに薄く色を入れてみます。手前の木もいらない気がしたので、取り除きます。
女性も取り除きました。なぜ取り除いたのかはちょっと覚えていないです。この絵を描いてから2年近く経っているので…
向きを変えました。これは確か、人物の目の前に木があるのが窮屈に感じたからです。
試しに湖面全体に青色を重ねてみました。これもなんだか微妙な感じがして、やめます。
思い切って全体をモノクロにしました。
女の子のコートにのみ色を付けることにしました。ここまでなかなか納得のいく色の使い方ができていませんでしたが、この時に初めてうまくいったという気がしました。答えはいつだってシンプルイズベストだ。続いて凍った水面を描きこみ、さらに手前の足場も取り除きます。
枝がかっこ悪く広がっていたので、すっきりさせます。コントラストをあげ、仕上げに入ります。
Photoshopの機能を使ったテクニックを利用して、画面全体のぼんやりした部分をはっきりさせます。レイヤーをすべて複製して統合し、フィルター>ハイパスをかけます。そのレイヤーをオーバーレイにすると、下のような感じで全体がぱきっとなります。(ハイパスの値によって効果の度合いが変わるので、ちょうどいいところを探します)
完成です。僕の作品で唯一の、Made in Chinaです。

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