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ヘッドライトの金属の部分にあたる鋭い光の反射や、ボンネットのてかり、車内の様子など、車には難しい部分がいっぱいあるなあと思いました。どこを見せて、どこを省略するかの選択が難しいのです。複雑すぎない、でもシンプルすぎない、ちょうどいいところを目指しました。
実は、車をしっかり描くのはこれが初めてです。なんとなく敬遠していました。でも「描かず嫌い」はもったいないので、今回チャレンジしました。結果として満足するものが描けました。描けるかどうかわからなかったものが描けるようになるのは、なかなか楽しいです。動物、建物、室内、スポーツ、雲、まだまだ描けるかわからないものがたくさんあります。
ネットで探した写真を見ながら描いています。これとまったく同じ角度の写真は見つからないので、5,6枚くらいの写真を集めて情報を補います。
このあたりのディテールはGoogleストリートビューを見ながら描きました。看板の数字の色を調整して、目立ちすぎないようにしています。車が主役なので。
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実は今回は、何を描くかより先に、何色で描くかを決めました。こうすることで色の組み合わせが持つイメージを最初から最後まで保つことができるうえに、強制的にモチーフを実際とは違う色で塗ることになり、面白い絵になりやすい気がします。道路を薄いベージュで塗るなんて、ふつうは思いつきません。
全体のメイキングです。いつもは最後に色を微調整したりしますが、今回はその必要がなかったです。
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最後に明度の確認のために、白黒にしたものを。明:中:暗=6:3:1ぐらいでしょうか。画面のほとんどを占める明るい色を、少量の暗い色が引き立てています。暗いといっても10段階で5くらいの明度なので、全体としてすごく軽い、ハッピーな印象になっています。今まではは暗い色に8~10くらいを使いがちだったのですが、今回5でも十分暗い色として機能することがわかったのが大きな発見でした。